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2025/2/6

『豊かな直接体験をベースに ICTで広がる保育』出版のお知らせ

2025年2月18日、玉川大学教授 大豆生田啓友先生による書籍『豊かな直接体験をベースに ICTで広がる保育 ― 子どもの興味&意欲が高まる! ICT活用実践例―』がチャイルド本社より刊行されます。

KitSでは2023年2月から1年間、大豆生田先生と共に5回のセミナーを通じて、『こどもの道具としてのICT』について考えてきました。毎回、実際の園の事例をもとに大豆生田先生から助言をいただきながら、子どもたちの興味や関心を引き出す「道具」としてのICT活用方法を模索してきました。

例えば、エイサーに興味を持った子どもたちが沖縄の園とオンラインで交流をしたエピソード。オンラインでの交流をきっかけに、「沖縄の食べ物を作ってみたい」「沖縄のお友達に手紙を書いてみたい!」と子どもたちの発想がどんどん広がっていきました。デジタルの力で遠くの地域とつながったり、多様な文化への興味を引き出すことができたのです。ICTを使うことで、アナログ的な関わりがさらに深まる可能性があることがよくわかる事例でした。

沖縄の園のお友達にお手紙を書く子どもたち(画像:「第3回 子どもの道具としてのICTセミナー」レポートより)

今回の書籍は、KitSにとっては、この1年間の学びや取り組みの集大成にも感じられる一冊です。現代の子どもたちにとって、ICTはもはや欠かせないツールです。しかし、保育現場でのICT活用に対して、不安や疑問を感じる方も少なくありません。本書には、そんな不安を解消し、保育にICTを取り入れるためのヒントがたくさん詰まっています!

保育実践研究の第一人者である大豆生田先生の視点から見る、保育におけるICT活用。これは「使う」「使わない」の二項対立で語るべき問題ではなく、保育者が試行錯誤を重ねながら向き合うべき課題である、とセミナーでも度々語ってくださった大豆生田先生。その試行錯誤を通じて、ICTが「どのように豊かな直接体験につながるのか、またはそれを奪う可能性があるのか」を考えることがとても大切です。本書の実践事例も、そのような問いについて考える一助となることでしょう。

チャイルド本社さんが全国各地の園に独自の取材を行い、読みやすく、わかりやすく、子ども主体の保育を実践するアイデア盛りだくさんの本となっています。ぜひ、ご一読いただき、ICTの新しい可能性を一緒に探っていただければと思います。

本書のポイント

1.保育におけるICT活用方法を考える

保育におけるICTの可能性と、導入する際の留意点を大豆生田先生が解説。ICTを活用する上での基本の考え方を学ぶことができます。

2.ICT活用の実践例を豊富に紹介

実際の園の活用事例を、豊富な写真と共に紹介。幼児期における「直接体験」の重要性を意識しながら、ICTがどのようにその体験を豊かにする可能性があるのかを解説。KitS導入園の事例も掲載されています。

一人の子どもの興味から広がった石プロジェクト。ロウでの宝石作りや博物館への遠足、図鑑作り、石灰岩を溶かす実験など、多岐にわたる活動へと広がっていく様子が見られた。(出典:大豆生田 啓友/編著『豊かな直接体験をベースに ICTで広がる保育 ―子どもの興味&意欲が高まる! ICT活用実践例―』チャイルド本社, 2025, P72-73)

3.Q&Aとおすすめツールで不安解消

ICT導入に不安を抱える保育者に向け、よくある質問に答えるQ&Aを掲載。さらに、おすすめのICT機器やアプリも紹介し、保育現場で実際に役立つツールを提案します。

書籍概要

  • 書名: 豊かな直接体験をベースに ICTで広がる保育 ―子どもの興味&意欲が高まる! ICT活用実践例―

  • 著者: 大豆生田 啓友

  • 出版社: チャイルド本社

  • 発売日: 2025年2月18日

  • 価格: 2970円(税込)

  • ISBN: 978-4-8054-0333-4

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