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みんなで素敵な公園を作ろう@奈良県 花吉野えんめい保育園

スマートエデュケーションの久保です。今回は奈良県にある花吉野えんめい保育園さんの公開保育「みんなで素敵な公園を作ろう」を紹介します。

花吉野えんめい保育園さんは地域に開かれた園として、カフェや書店も園内で運営されています。

カフェでは地域の方でもコーヒーやスムージーを購入できます。

また、事前予約でお迎えに来た保護者様におかずの一品となるこだわった料理もお持ち帰りにてご提供されています。

書店では保育者目線でのおすすめ絵本や、地域の本、子育ての本もあり、保護者様や地域の方にも大変喜んで頂いているそうです。

本日は年長クラスの「アートポン」の保育を見せて頂きました。

今回は2日間に渡る保育の後半部分でした。

前半部分では、園の隣にある大きな公園(園にとっては第2の園庭のような存在)

を散策し、たくさんの花や虫を見て、園に帰ってきてから、「公園にこんな虫がいたらいいな」

「こんな遊具があったらいいな」をグループごとに話し合いをしたそうです。

それをもとに「公園のこんなのがあったらいいな」を作品にすることにしました。

アートポンはテーマがたくさんありますが、先生がオリジナルでテーマを作れるフォトモードもご用意しています。

今回は公園の大きな芝生広場の写真を背景にしイメージを広げます。

白の紙に4Bの鉛筆で下絵を書き、色鉛筆や、包装材、毛糸、モール等の様々な素材を貼り付けをし作品を作っています。

プチプチに色をつけてそれをスタンプにしたりと工夫しながら作品制作をします。

円卓にしているのは制作中も会話しながら制作したり、話し合い活動もしやすい点から採用しているそうです。アクティブラーニングにはピッタリな机です。

また、花吉野えんめい保育園さんでは保育の様子を動画で配信したり、また時には、ライブ配信したりを行っています。上記の写真は先生が園のスマホで撮影を行なっています。

コロナ禍で参観や行事に制限が掛かってしまっているなか子どもたちの様子を保護者に伝えることで「保育の可視化」を行なっています。いわゆるドキュメンテーションを行っています。

作品もいよいよ作品が完成に近づいてきました。完成した作品を先生がiPadで作品をカメラポンで撮影します。

みんなの作品が完成したら、鑑賞タイムです。

大きなスクリーンにみんなの作品が登場し、「私の観覧車だー」「僕のカブトムシだー」と大喜びです。

背景の公園の写真にみんなの絵がぷかぷか浮かんでとても賑やかな公園になりました。

1人ずつ前に出てきて、何を書いたか、どんなふうに遊のかみんなに自分の作品について発表します。この写真は「ピンク色の観覧車」です。自分の考えるストーリーを自信を持って発表してくれました。

話を聞いているお友達からも手が挙がり、作品に対しての質問や良いと思ったところが飛び交います。みんなが参加型のとても素晴らしい光景でした。

花吉野えんめい保育園さんでは、先生にとっても、子どもたちにとってもICTを道具として利用しています。また、上手く、既存の保育にICTを落とし込んでいるので、とても自然な形で活用出来ている印象を受けました。

子どもたちにとって創造的な活動ですが、先生方もとてもクリエイティブに保育を実践されています。

後ほど外村副園長先生にお話しを聞くと、先生が主体的で働きやすい環境を大事にされているそうです。

地域に根差し、多岐にわたる取り組みをされながら、先生も子どもたちも主体的に輝ける環境がとても素晴らしいと感じました。

これからも花吉野えんめい保育園さんの取り組みが楽しみです!

公開保育ダイジェスト版の動画はこちらです。ぜひご覧ください↓