代表の池谷です。今日は聖愛幼稚園を訪問しました。今年度最初のKitSです。
聖愛幼稚園はKitSを始めて5年目になりました。月2回のKitSは野口園長が担当していますが、担任の先生はクラスでiPadを使って文字練習を実施しています。
今回は「らくがキッズ」です。初回なので、白い下絵(下絵なし)で自由に描いてもらいました。
こんな素敵な作品も誕生しました。
東京大学の山内教授の講義を受けている学生さんが見学にいらっしゃいました。ICTを幼児教育に用いる狙いや目的、効果を熱心に質問頂きました。「とにかく楽しそう」「イメージと全く違った」といったコメントを頂きました。百聞は一見に如かずです。
野口先生の巧みな誘いのおかげもあって、戸惑う子もなく伸び伸びと作品を描いていきます。大人は、描くイメージを頭でイメージし作品に反映させる場合が多いですが、子どもは手を動かしながら作品を膨らませていきます。
「クレヨンだと消せないけど、らくがキッズなら何回でも消せるからどんどん描いてみて」の声がけのお陰で、全員が初めてののツールを楽しんでいました。試行錯誤できるのもICTの良さでもあります。
これなあに?」と聞くと、「たこー」と答えてくれました。
担任の先生が持っているのは、iPodtouchです。園は全てWiFi化され、デジカメは廃止、全クラスの担任がiPodtouchで撮影しています。そして撮影した写真や動画をGooglePhotoにアップし、保護者のスマホやタブレットで見てもらいます。これだけでもかなりの業務省力化が図られています。
沢山の素敵な作品が仕上がりました。
女の子の上には雪が降っているように見えます。
覚えたばかりの字を書いたり
こちらは、てんとう虫
がっこう
虹
保育の最後は恒例の体操です。
野口先生の保育は毎回とても勉強になります。ユーモアがあり臨機応変です。そして何よりも楽しさが優先されます。
翌日、東京大学の学生さんからメールを頂きました。
「今後の教育の進むべき方向性を現場レベルで体感できたことは大変貴重で印象深かったです。」
幼児教育に新しい風を吹き込んでくれる事を期待しています。