森井です。
千葉県のきたかしわ幼稚園にお伺いしました。
きたかしわ幼稚園はKitSを導入してほぼ丸2年で、今回はすごろくを作成する「すごろく123」という実施マニュアル(応用編)に載っている教材に初挑戦です。
ご家庭から受け取った写真を画面に表示します。
「これからプレゼンを始めます。私が持ってきた写真はこれです。何か質問はありますか?」
みんなの手が一斉に上がるので、みんなからの質問を受けて回答をします。
ネタがあるとプレゼンしやすいですね。
1つ1つの回答にみんなから拍手をもらえるので、子どもも自信がつきますね。
「お正月に何をして遊んだかな? かるたをした人? コマ回しをした人? すごろくをした人? 福笑いをした人? 今日はこのどれかをやるよ!」
先生がルートを作っていって「これなぁんだ?」
「すごろく!」みんな大正解。
「でも何か足りないね」と先生が聞くと、「『おやすみ』がないよ」「『1すすむ』がないよ」とみんなから声が出ます。
『おやすみ』などをはめ込んでいってすごろくが完成ですが、先生は細かな操作方法は説明しません。
そのままiPadを配ります。毎回変わるKitSリーダーがiPadを配っていきます。
先生は細かな操作方法を伝えていないので、みんな思い思いに作っていきます。
わからないことがあっても、周りに聞けばお友達が教えてくれる、素晴らしいチームワークですね。教える子は指さすだけでお友達のiPadには触らず、わからなかった子が自分で操作できるようにしています。年度初めのころは教える子が操作してしまうことが見受けられたそうですが、1年繰り返してくるとお友達同士の教え合いも上手になりますね。
道がゴールから離れていってゴールにたどり着けなくなった子も、先生からヒントをもらったり、お友達に教えてもらったりしながら、自分でちゃんと完成させていました!
机の上にiPadを置いて顔でのぞき込むようにすると、簡単・上手に写真が撮れますね。
完成した作品はマイフォトストリームの機能で一斉に共有されるので、お友達の作品も簡単に見られます。
先生がいくつかの作品を取り上げて、気に入っているところ、工夫したところをプレゼンしてもらいました。
複雑なルートを作ったり、みんな工夫していますね。
最初のプレゼンも含め、自分のことをみんなの前で話す、わからないことはお友達と教え合いつつチームで解決していく、これまでの活動の成果が目に見える素晴らしい保育でした。
別途、作成したすごろくを厚紙に印刷します。
すごろくのコマとサイコロも印刷し、後日、はさみとのりでコマとサイコロを作ります。
コマとサイコロができれば、自分たちが作ったすごろくで遊びます。
自分たちで作ったすごろくは「すすむ」や「もどる」や「おやすみ」などのマスがいっぱいですが、面白いですね。
「もどる」ばかりでゴールできないすごろくがあったりしても、それも含めて楽しい経験。子どもたちの笑顔が広がっていました。
きたかしわ幼稚園ホームページ