森井です。
今年6月からKitSを導入していて、今回は5歳児クラスでのマジカルレンズの保育を拝見しました。
担任の先生が、最初にカラフルな気球やピンクのイルカなどをディスプレイに映し、子どもの感性を刺激してから創作に入ります。
先生は子どもと会話をしながら画像を見せていき、子どもから「うわぁ」と歓声が上がるなど、子どもの気持ちを盛り上げるのがとても上手です。
KitSの3つのお約束や、自分オリジナルの作品作りも、子どもと会話しながら確認していて、子どもはノリノリです。
いざ創作に入ると、園児の作品も色遣いが豊かです。色々な色で塗り分けたり、模様を描いたり。
ある程度創作が進んだところでiPadを配り、
2人1組になって作品鑑賞します。
作品が画面に入らなくて作品が飛び出してこない時には、紙を床に置くのもいいですね。
2人で交代して上手に鑑賞できていました。
最初にみんながいいところを発言し、その後に作った子どもが発表するという流れです。
みんなにいいところを褒めてもらえると、子どもは嬉しそうですし、自分の頑張ったところなど発表しやすくなりますね。
その後に、再度創作を続けます。
他の子の作品を見ることで刺激を受けて、細かいところまで塗りたくなった子もいるようでした。
外側のマーカーを外して背景まできれいに塗っている子も。
※外側のマーカーに色を塗ってしまうと作品が飛び出しづらくなるので、ご注意を。
最後には、KitSの3つのお約束がきっちりできたか、世界に1つだけの作品作りができたか、1つずつみんなで確認していました。
子どもがみんな伸び伸びと創作活動や作品鑑賞をしていたのが、印象的でした。
園舎内には子どもの作品があちこちに掲示されています。
普段の豊かな体験が、創作活動での色遣いや感性に反映されているのがよくわかりました。
園舎内にはエクセルシア号があり、自由時間に子どもたちが自由に動き回っていました。
iPadの操作もそうですが、できるだけ子ども自身にやらせるなど、自主性を伸ばすことを重視しているのが伝わってきました。
豊かな体験が子どもの感性を磨くこと、創作活動前後の子どもとの会話が子どもの成功体験を支えていることなど、非常に勉強になった一日でした。
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