代表の池谷です。
福岡県糸島市にある、りんでん保育園さんを訪問しました。「子どもに学ぶ」というモットーは、KitSにも通じる点も多く、園長である笠先生(42歳)と意気統合し導入頂きました。「子どもに学ぶ」はちゃんと保育で実践されています。体験会や、今回の訪問で私が感じたイメージはこんな感じです。
●個性を持つ子どもが多い
●先生が子どもの話を良く聞く
●子どもが自信(個性)を持って活動している
●子どもが他の子の話を良く聞く(共感している)
プレゼンの様子です。まだKitSを始めたばかりですが、みんながプレゼン自体を楽しんでいます。
子どもたちの作品です。そして、どの作品も「力強い」。自信満々で世界に一つだけを創り出します。
この子は、最初はオレンジ1色で仕上げてくれましたが、「はみ出て良いので、周りも描いてみたら」とアドバイスしたらスイッチが入り、こんな素敵に仕上げてくれました。
赤ちゃんを描いてくれたり。
お友達のカニさんや、下の四角は・・・せっかく聞いたのに私が忘れてしまいました・・・。
とげのついたカメ。一番の自慢は、甲羅に描いた縞模様だそうです。
一番頑張ったのは、歯だそうです。赤い歯は血、黒い歯はまだ血がついていない歯だそうです。さすが、海のギャング。
貝の目の下は、涙だそうです。悲しいので涙と思いきや、嬉しくてうれし涙を流しているそうです。
こちらのタツノオトシゴは、「サングラスをしているの?」と先生が聞くと、「はみ出しちゃった、失礼しました」とコメント。クラスに笑いに包まれ、プレゼンタイムに弾みが付きました。
力強い赤1色のカニ。
洗っても洗っても落とせないくらい、頑張って描いていました。
笠先生に素晴らしい保育ですねと伝えると、「先生に本当に感謝しています」と答えてくれました。
園の「ポリシーブック」は、園長のトップダウンではなく、先生方と一緒にりんでん保育園を定義した証です。ベテランから若い先生まで全員に浸透しています。先生方の1年間の残業時間は10時間以内を目指しているそうです。想いだけでなく、労働時間もしっかりマネージメントされています。トップダウンな組織ではなく(私はこれを昭和的な組織と呼んでいます)、園長も役割であり、決して偉いわけではない。フラットで現代的な組織です。
その結果、まったく採用に困らないそうです。先生が友達を紹介してくれたり、卒園児が入ってくれたり、ファンに支えられています。どの業界でも「友達紹介」は最も有効な採用手段です。自分の職場に自信がなければ友達は紹介できないですし、類は友を呼ぶからです。
ホームページもかなり「イケてます」。最近、おススメの園のホームページは?と聞かれれば「りんでん保育園」と答えています。実際、ホームページからの先生の直接応募もあるそうです。
笠先生は、「ここまで来るまで10年かかりました」と言います。謙虚に学び続ける笠先生の次の10年が楽しみです。
りんでん保育園ホームページ