- KitS blog
鹿児島県 そらのまちほいくえん
今回のブログは、きっつ導入園さんの記事ではありません。
福岡県の導入園の先生から、鹿児島に素敵な取り組みをしている園があると聞き、
ホームページやインスタグラムで情報を得てにコンタクトしました。
訪問を快諾頂き、お話を聞いてきました。
素晴らしい取り組みなので、紹介します。
こちらの活動は、系列園の鹿児島県霧島市にあるひより保育園さんの年長さんの活動です。
幼児にここまでさせるの?と思うところですが、プロジェクトに参加した子どもたちは最後まで熱心に取り組むそうです。
ご案内頂いた白水さん(運営企業の取締役)の前職は人材のコンサルタントです。私と同じく社会で働き、幼児教育の業界に足を踏み入れました。
日本の学校教育と社会で求める力のギャップや、逆算の発想の教育の必要性に関して話してくれました。
そらのまちほいくえんは鹿児島の繁華街、天文館の中にある企業主導型保育園です。
白水さんらが手がけた霧島市のひより保育園が評判となり、天文館の地域の方からオファーがあり開園しました。
天文館は日本有数の繁華街ですが、人口減少や新幹線の開通により(利便性の高い鹿児島中央駅周辺に繁華街が移動)、衰退しつつあります。
そらのまちほいくえんが入居しているビルも、書店がパチンコ屋になり、パチンコ屋も閉店し、保育園になりました。
街の中心に保育園を配置して、街づくりをしたい、そんな地域の方の想いから誕生した園です。
園の入り口の隣には、惣菜店があります。地域の食材を使った、惣菜店です。園の給食も同じコンセプトでつくられています。
園の環境は決して恵まれいません。ビルの中に園はあります。
限られた予算の中で、クラウドファンディングを活用して園舎を作りました。
園庭はありませんが、歩いて数分の場所に公園があります。
私が伺った時もちょうどお散歩に出かける時間でした。
保育室の真ん中に先生の執務スペースがあります。
園内にある壁画です。街の人たちの想いを子どもたちが表現してくれたそうです。
3Fは異年齢クラス(3、4、5歳クラス)です。先生が絵本を読んでいました。
教室の壁にはSDGsの掲示がありました。持続可能な社会を実現するために、保育園もあります。
詳しくはホームページ(ページの一番最後にリンクがあります)をご覧ください。
コロナウィルスの影響で、東京都が転入より転出が増えた事がニュースになっています。
子育ても首都圏への一極集中から、生まれ故郷や育てたい場所でする家庭が増えるはずです。
地域に根差した、ユニークで本質的な保育・教育を目指す園が支持される時代になります。
●そらのまちほいくえん
●ひより保育園