代表の池谷です。
モデル園である早翠幼稚園で新たな取り組みをしました。園長先生から「園児が自由に写真を撮影して、印刷(写真プリント)させたい」というご意見を頂きました。iPadは既に道具として定着していますが、印刷までできたら素敵ですね。園長先生らしいご意見だと思い、簡単にできる方法を考えて、実践しました。
一番の課題は、「どうやって印刷するか」です。そこで、iPadからWiFi経由で印刷できるAirプリント対応のプリンターを準備しました。価格は2万円弱でした(と言ってもインクカートリッジが高価なので注意は必要です)。
印刷の手順は簡単です。iPadで撮影した写真を表示し、画面の右上のボタンを教えて、プリントを選ぶだけです。プリンターにフォト用紙を入れておけば、そのまま印刷されます。
保育の流れを紹介します。すでに「とりえ」で写真撮影はしているので、今回はiPadのカメラアプリで秋集めをお願いしました。
こども作品がこちらです。
園庭に落ちている栗
銀杏
園庭の草花
園庭全体を撮影したり
かごに入った松ぼっくり
しいたけ(年長さんは、原木に菌を打って、椎茸栽培を体験しています)
落ち葉
秋集めした木の実
園庭の外にあるミカン
木漏れ日
子ども達のセンスに驚かされました。
そして、プレゼンです。今回は、全員のお話を聞きたかったので、担任の先生と手分けして、テーブル毎にお話を聞きました。
KitSの一番大切なお約束「世界に1つだけのものを創る」を実践してくれました。
そして、プリントアウトです。保育中は、デモンストレーションとして数枚を印刷し、あとは翌朝以降のダイバーシティータイム(早翠幼稚園では、登園から正課が始まるまでの自由時間をダイバーシティータイムと呼んでいます)で印刷してもらう事にしました。
印刷した作品は、玄関近くの通路に自由に貼ってもらいました。これからも、定期的に先生がテーマを決めて活動することなりました。そして1か月後、担任の先生に様子を伺いました。保育の翌日は印刷する子が結構いたが、最近はまばらだそうです。園長先生に確認したところ、「それでいい」との事でした。園にはいろいろな道具がある、iPadもプリンターもその1つ、使いたい日もあれば、そうじゃない日もある。選ぶのは子ども、それが自然。そんな感じでしょうか。正課(一斉保育)と自由時間のバランスを学ぶ機会になりました。