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日常の保育をライブ配信@あだちみどり幼稚園

池谷です。

ライブ配信を行事や式典に保護者のために配信するだけではなく、日常の保育を配信する園さんが増えています。

埼玉県志木市の、あだちみどり幼稚園さんの理事長である大熊先生のお許しを得て事例紹介をします。

 

2月12日に「ゆるっとLive配信」というタイトルで、朝の自由遊びとクラス活動をライブ配信されました。

まずは、朝の自由遊びの様子をご覧ください。

※50分位の長い動画ですが、スキップしながらご覧ください。動画の下の歯車のマークを押すと倍速視聴もできます。

撮影とナビゲーターは大熊先生が担当されています。

iPhoneとジンバル(osmo mobile)を使って撮影する事で、とても滑らかな映像になっています。

osmo mobileはこんな商品です。1万5千円でインターネットや大型の家電量販店で購入できます。

撮影は屋外(園庭)でも行われました。あだちみどり幼稚園は園庭にもWiFiの電波が届いています。

当社で販売しているメッシュWiFiを全館に設置しており、園庭にもWiFiが届くようになりました。

メッシュWiFiの特徴はコンセントがあれば配線工事なしで安価に全館WiFi化ができる事です。

あだちみどり幼稚園は274名定員(1歳〜5歳)の大きな幼稚園(幼稚園型認定こども園)ですが、9台のメッシュWiFiで全館WiFiが実現できました。

費用にして30万円弱です。設置して約1年、トラブルはありません。

全館WiFi化する事で、園児管理システム(バスキャッチ)のiPadが各教室で使えるようになり、業務の効率化が進みました。

また今回のように、園のどこからでもライブ配信が可能になります。

ライブ配信は、保護者にもとても好評です。こちらはおうちえんの画面です。再生数に注目してください。

配信から1週間で園児数の約2倍の再生数です。他の動画に比べても再生数が多い事がわかります。

再生数が多い理由は、

ライブ配信に嘘はないからです。

通常の動画は編集されている場合が多く、見せたいところだけを見せている、悪く言えば園生活の綺麗なところだけ見せているとも言えます。

ライブ配信は違います。よって、見る人への説得力が違うのです。

もちろん、編集できない分、先生は不安や緊張があります。

「怒っている声が入ったどうしよう」「子ども同士の喧嘩やトラブルが映ったらどうしよう」こんな事を思うようです。

大熊先生はチャレンジの中で下記3点の工夫をすることで問題を解決しています。

1点目は手持ちカメラで撮影する事です。定点カメラは先生の監視になってしまいます。手持ちカメラにする事で機動性が上がり、万が一のトラブルの時は臨機応変にカメラの撮影ポイントや向きを変える事がでます。

2点目は事前に担任の先生と打合せをする事です。当日の保育の狙いを事前にヒアリングする事で、保護者に見て欲しいポイントを撮影する事が可能になります。

3点目はナレーション(解説)を入れる事です。ライブ配信も一連の保育の流れの切り取りである事に変わりはありません。前後関係を言葉で補完する事で、動画の専門性を高める事ができます。また、トラブルが発生した時も言葉で補足する事で、園の日常をより理解頂く事もできます。

こちらの動画は自由遊びの後のクラス活動の様子です。大熊先生が園内を回りながら撮影しています。

動画の途中には音楽会の練習風景が映っています。

今まで保護者は本番当日の姿しか見る事ができませんでしたが、ライブ配信を通じて練習風景を見る事ができるようになりました。結果だけなく、プロセスを見せる事で子どもたちの成長をより理解できるようになります。これは、ドキュメンテーションと似た効果です。

ライブ配信は保護者からの評価も高く「こういった自然の姿が見たかった」という意見が多く聞かれたそうです。

多くの園で先生方が行事に追われている姿を目にします。行事は成長のための手段にもかかわらず、目的になっているように感じます。参観も子ども達の日常の姿を保護者に見てもらう目的が、「保護者に見せても良い保育を見せる日」になっている気もします。

あだちみどり幼稚園では、ライブ配信や動画配信を活用する事で、従来の保護者が来園する参観や行事の削減に成功しています。

先生方にも時間にゆとりが生まれ、「(時間があるので)こういう遊びしたい」「もっと子ども達と自由に遊びたい」といった創造的な提案が出るようになったそうです。保護者も子どもが育つ姿を見る事で園の保育への理解が進み、子どもだけでなく先生を応援する気持ちが芽生えます。

園の先生は伸び伸びと保育をする、保護者がそれを応援する、という好循環が生まれるのです。

 

コロナは大変な災難ですが、新しい一歩を踏み出すチャンスでもあります。

あだちみどり幼稚園さんの素晴らしい点は、100点は目指さない、とりあえずやってみようという風土だと思います。

やってみて、問題があれば改善する。ダメ出しでなく、良い出しの文化です。理事長や園長が先頭でチャレンジする姿は現場の先生の心も動くはずです。

来年度のあだちみどり幼稚園さんも目が離せそうにありません。

 

ライブ配信やメッシュWiFiに興味がある方は、下記ボタンをクリックしてフォームから連絡をお願いします。

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