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KitS blog

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千葉県 きたかしわ幼稚園

代表の池谷です。副園長の大湊先生からプレゼンが大分上手になったと伺い園を訪問しました。訪問ついでに私の保育を見たいとのオーダーも頂き、私も園児と遊んできました。
KitSの保育以外にも沢山の学びがありました。
きたかしわ幼稚園さんではKitSの保育の冒頭で2名ずつプレゼンをしています。家庭で子どもがお気に入り写真を撮影して園にメール等で送ってもらい、それをiPadで掲示してプレゼンを行います。プレゼンは「テンプレート化」してしまい棒読みのセリフを言っているだけになってしまうケースが多いのですが、とても上手に進行していました。

 

この子の写真はお弁当です。質疑応答の時間を動画で撮影したのでご覧ください。

プレゼンの時間がとても楽しい時間になっています。質疑応答も自然な会話になっています。先生のフォローも丁度よく、素敵です。小学校ではアクティブラーニング(主体的・対話的な深い学び)がより積極的に取り入れられます。これだけ自分の意見を発言したり、お友達の意見に共感し、質問できる力があれば、胸を張って小学校に送り出せます。

 

「KitSは小学校の教育にどう関係するのか?」とよく質問を頂きます。上記の通り、KitSは「主体的・対話的な深い学び」にも関連しますし、ICTを活用するという意味では「プログラミング」にも関連します。子ども達は、iPadはゲーム、youtube以外にも創造的な使い方ができる道具だと知っているので、より興味、感心を持って活動でるはずです。
プレゼンが終わった後は、私にバトンタッチ。こちらは「つなげっと」で遊んでいる様子です。2人で仲良く会話をしながらつなげっとしています。つなげっとは、街の中で困っている人と助ける人をつなげるゲームです。園にいながら、沢山の仕事やその役割(社会)を知る事ができます。
こんな感じに、沢山の文字(ひらがな、カタカナ、漢字)が出てきます。作者である鈴木のりたけさんの「こども扱いせずに、自然な言葉に触れさせたい」想いが込められています。文字が読めない子でも、のりたけさんのユーモアとセンスあふれるキャラクターのお陰で、楽しく遊ぶことができます。
保育の最後に、各チームで一番難しかったカード(ペア)を選び発表してもらいました。子ども達は難しい文章も楽しそうに読んでくれました。

 

きたかしわ幼稚園では、KitS導入時に文字練習の時間をやめました。小学校への接続=文字や数字の読み書きとシンプルに捉えずに、時代の流れに合わせて上手に保育内容をシフト(進化)させています。現に、園児は文字も読めていますし、アクティブラーニングもできています。
KitSの時間以外にもその片鱗を目にしました。
これは、ホールで準備中の作品展の作品です。テーマはサーカス、こちらは年長さんが描いたオリジナリティあふれる観客です。
こちらはサーカスの様子です。昔は先生が本物の鉄棒を用意して、それに園児の作品をくっつけていたそうですが、今では子どもたちが出し物を決めて、全てを園児が制作するそうです。設定保育の時間で制作は始めますが、あとは園児が自由に個人の作品を作ったり、ホールで掲示するための舞台を制作します。この日も、園のあらゆる場所で園児が制作している風景を目にしました。先生の主な役割は補助であり、園児の「XX貸して」に応える係です。
先生が協力した方がもっと見栄えは良くなるでしょうが、何よりも子どもの経験を優先しています。親向けの見栄えより、子どもの経験、子ども中心のスタンスが良く理解できます。
廊下を歩いていると、屋外用のメジャー(30m)が置いてありました。30m出きった状態です。近くにいた先生に聞くと、保育で長さについて話をしたら、数名の園児が職員室からホールまでの長さを測ってみたいと言い出したそうです。園児の「XX貸して」に応えてメジャーを貸したのですが、長さががたりない・・・。今がその状態でした。
園児が産み出した技が、自分がメジャーになる作戦。自分何個分かを数えればきっと測れるハズ。結果は、まだわかりませんが「主体的・対話的な深い学び」につながっています。
今度は外に出ると・・・なんだこれは・・・? 
先生が「逃走中のレバーです」。横にいるの白い帽子の子がハンターだそうです。
先生の役割は、ナレーター「ミッションクリア」や「ハンター放出」をマイクで放送していました。この遊びは、子どもたちの提案で実現したそうです。テーマ(逃走中)やルール(どうやって番組の内容を園で実現するか)は園児が考えるそうです。先生の「ハンター放出」で白い帽子の子どもが出発します、園庭の中央の木の周りのベンチが牢屋。めちゃくちゃ楽しそう!
しかし、トラブルが発生しました。先程の写真のハンター3人が登場できず(放出されず)につまらないという問題でした。番組ではハンターは極力放出されない方が良いですが、園でのお遊びでは問題がありそうです。そこで作戦タイムです。
今度は先生はインタビュアーに変身し、ハンター役の子どもと、逃走者役の子どもが意見を言い合います。話会いの結果、ルールが改善されました(内容はここでは書きませんが)。明日からはそのルールで遊ぶそうです。
短い時間の滞在でしたが、創造的な時間にあふれていました。とても勉強になりました。