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北海道 海の子保育園

大澤です。
北海道2日目は、登別市のお隣、白老町にある海の子保育園に訪問しました。
園のすぐそばには広大な太平洋。車を降りると心地よい潮の香りがします。
教室に入ると、KitSで制作した作品が飾ってありました。
「Hair Salon Me(ヘアサロンミー)」と「マジカルレンズ」
ヘアサロンはどこの園でも人気のカリキュラムです。
こんな風に展示すると、子ども達の個性がより輝いて見えますね。
こちらは「とりえ」
「とりえ」のステンドグラスはプロジェクターで見ることが多いと思いますが、
プリントアウトしてもとても綺麗ですね。
「ぬりえ」の画面をスクリーンショットして、印刷したそうです。
さて、1コマ目の保育は0〜3歳クラス(約30名)です。
今回はたっぷり時間があったので、2種類のテーマの「アートポン!」で遊びました。
まずは「海」。
「海にはどんな生き物がいるかな?」という質問に、どんどん答えが出てきます。
さすが「海の子保育園」の子ども達です!
クレヨンで素敵な海のお友達を描いています。みんな、すごい集中力です。
大好きな色を使って、どんどん描いていきます!
アナゴは「こわ〜く」しているそうです。
作品を取り込み、みんなで「出てこ〜い!」の掛け声。
さあ、どんな海のお友達が出てくるかな?
カラフルな生き物がたくさん生まれました!
中央に表示されている貝は、上下逆さまのように見えるかもしれませんが、
子どもの中ではこの向きが正解だったようです(ちゃんと口も描いてありますね)
カメラポン!で取り込むときに、作品の上下左右を自由に設定できるので、
好きな向きで泳がせることができますよ♪
続いてはアートポン!の「空」です。
「みんなで空を飛んでみよう」をテーマに、子ども達の写真を使って「アートポン!」を行いました。
みんな、思い思いの格好で空を飛んでいます。
子ども達も大盛り上がりでした!
2コマ目は4〜5才クラスです(約10名)
まずは「とりえ」から。
2人〜3人1組になり、「ヘンゼルとグレーテル」のステンドグラスを完成させます。
iPadを使うときの約束や、写真を撮るときの注意点などを、子ども達と一緒に
考えます。
写真を撮るときは、取るものに近づきすぎると、ぼけて何の写真かわからなくなってしまうので、少し離れて撮るようにしましょう。
早速、色探し!
iPadを手に、広い園庭へ飛び出します。
チームで相談しながら色を探します。
他のチームとアイデアがかぶらないように、みんな色々なところを歩き回っていました。
ステンドグラスに色を戻したら、各チーム、発表です。
今回の発表は「どこで何を撮ったのかを、自分の言葉でしっかりお話ししよう」を目標にしました。
「あそこ」や「あれ」といった言葉では、聞いている人に正しく情報が伝わりません。
言葉で詳しく説明することは、子どもにとってはとても難しいことです。
最初は上手にできなくても、しっかりと自分の言葉で話すことを習慣づけすることで、堂々と発言できるようになり、物の名前や身の回りの出来事に関心を持つきっかけにもなります。
年長さんのこの時期には、ぜひ挑戦してもらいなと思います。
今回は先生やお友達にヒントをもらいながら、どのチームもしっかり発表をすることができました!
たくさん拍手をもらって、ちょっと自信もついた様子です。
最後は「らくがキッズ」です。長方形をテーマに、チームでアイデアを出し合いました。
なかなかアイデアが出てこない時は、形探しの探検をしてみてもいいですね。
まずはお部屋の中で長方形のものを探し、アイデアを広げます。
描くものが決まったら、お絵描きスタート。
どのチームも上手に譲り合って絵を描いていました。
最後は発表です。
こちらのチームは、長方形を「家」に見立ててくれました。
描いた順番を再生すると、ドアから人が飛び出してくる動画のように見えました。
絵の背景にある物語が垣間見えて、面白かったです!
今回北海道で訪問した3園は同じ法人の園ですが、雰囲気も規模もそれぞれ異なります。
人数の多い園では、多種多様なアイデアがどんどん出てくる面白さがあり、
小規模な園では、一人ひとりが発表でじっくりと思いを伝えられる良さがありました。
KitSの保育も正解がひとつではありません。
何よりも子ども達と先生が楽しめることを大切に、子ども達の個性や雰囲気に合わせて保育を進めていただけたらと思います。
サポートが必要な時は、いつでもお声がけください!