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先生の主体性@守山幼稚園

池谷です。愛知県名古屋市の守山幼稚園を訪問しました。

ブランコの周辺の柵を撤去したそうです。子どもたちが園庭を走り回るためには柵は邪魔、でも柵がないとブランコに乗っている子と走っている子がぶつかるから危ない。先生同士で議論を続け撤去する事になったそうです。

園庭の森も雑草が良い感じで生えています。園庭を手入れする先生は、雑草がいかに生えるのか考える日々が楽しいそうです。雑草が増える事で園庭に集まる虫の数が増えたそうです。

築山にできた大きなくぼみ。子どもたちの仕業です。もちろん、勝手に埋め戻したりはしません。大切な工事中です。しばらく見守るそうです。

ガチャポンプにも一工夫。水遊びが充実しそうです。

園舎に入ると、ボールプールの部屋がありました。この部屋は園長の児玉先生が数年前に勝手に作った部屋です。行事に追われている先生に、先生たちこそが主体的になるべきであり、これくらい大胆な保育設定もOKだと伝えたかったそうです。「アホか!」と言いたくなりそうですが、児玉先生の作戦は見事成功したようです。

今年度から保育室にロフトを創りました。このロフトは先生方の手作り。夏休みにDIYしたそうです。担任の先生毎に各部屋のデザインや機能が違います。

隣の部屋のロフトは確かに違う。

ロフトの中に和室があったり、

こちらのクラスは洋風なお部屋です。

こちらは絨毯が敷いてあります。

ロフトの中にiPadを置く先生もいます。

こちらはiPadの順番表。

この部屋にはロフト自体がありません。

本当にバラバラですね。と児玉先生に声をかけると、園長としてはおすすめはしますが、最終判断は担任に任せているそうです。先生の感性ややりたい事を一番に尊重しているそうです。そうでなければ、主体性保育は実現できないのです。

保育の様子を覗きました。黒板の前に子どもたちが集まっています。

運動会の参加したい種目を子どもたちが選んでいました。玉入れは、応援も人気です。玉入れでまったく網に届かった自分の記憶を思い出し、応援したかったなと思いました。綱引きとドッチボールはドッチボールに軍版が上がったそうです。でも4人で綱引きもするのかもしれません。先生方が子どもたちと一緒に保育を変えようとしいる姿が良く伝わってきました。

11月18日(木)に守山幼稚園の先生方にセミナーでお話頂きます。下記リンクからどうぞ。