KitS

園児向けのITを活用した教育カリキュラム こどもモードKitS

ニュース一覧に戻る 2015年6月10日

検証方法概要~【検証報告】ICT活用の教育カリキュラム~園児の発達について

 検証方法概要

 

 2014年度の約1年間、園児は「ICTを活用した教育カリキュラム/こどもモードKitS」を体験した。
その体験前後や体験過程で、園児の変化確認を行った。

 

【検証報告】についてはコチラを御確認ください ⇒ http://kdkits.jp/news/20150610/450

 


検証の概要


 

■カリキュラムの目標である3つの側面について、カリキュラムを体験する過程でどのように変化するのか確認を行う。

■カリキュラム導入前(事前検証)と終了後(事後検証)の差異の比較による園児の変化と、カリキュラム体験過程での記録による各回での変化について分析を行う。

 


プレゼンテーション3_加工

 

⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

■事前検証と事後検証での上記3つのポイントの変化確認  評価実験計画【1】

■カリキュラム体験の過程(プロセス)における園児の変化確認  評価実験計画【2】

 


 評価実験計画【1】
事前検証と事後検証での園児の変化


 

下記の課題をカリキュラム導入前(事前検証:2014年5月)と、終了後(事後検証:2015年1~2月)に実施し、観察項目の変化について分析を行う。

課題

実施内容

分析内容

 

5分

[1]
2人1組となって、先生の前に座る

[2]
先生が、「困っている人」の絵を提示し、「解決する人や方法」の例を提示する(「風邪をひいたらお医者さんに治してもらうよね」、「迷子になったらおまわりさんに助けてもらうよね」を伝える)。
0001

[3]
組み合わせを理解したようであれば、2人1組に対し、「困っている人」と「助けてくれる人や方法」を思いつく限り出してもらう。その際2人で話し合いながら、口頭でアイディアを出してもらう。(「今言ったような、困っている人とそれを助けてあげる人や助ける方法を、二人で話し合ってたくさんアイディアを出してくれるかな?」)

<1>話し合う過程
★チームワーク力

<2>組み合わせ案の数
★創造力

 

10分

[1]
各人にiPadを渡す

[2]
各人が①のアイディアから1つ選び、「Goccoらくがキッズ(お絵描きアプリ)で描画する。
(「さっき挙げてくれた「困っている人」と「助ける人」の中で、自分が描きたいな、と思うものを1つ描いてみよう」)

<3>操作過程
★ICT活用力

<4>作品
★ICT表現力
※ICT活用力と創造力の重なっている部分

21組(奇数の際は31組)で課題に取り組む115分程度
●課題過程を全てビデオ録画する(iPad操作時の手元が映るようにする)
●課題記録シートに記入しながら実施(事前事後・共通フォーマット)

 

< < 評価データ分析方法 > >

<1>話し合う過程 ★チームワーク力

■発話を文字に起こし、下記分析枠組み(Halliday(1985)のいう発話機能を参考に定義)を用いて整理する
■開始対話「質問」「提案」「説明」と、それ対する返答対話「回答」をカテゴリー化して分析している

 

<2>アイディアの数 ★創造力

■どれ位アイディアを出したか
■どのようなアイディアを出したか(先生が例に提示していないもの)

 

<3>操作過程 ★ICT活用力

ビデオを見ながら以下をカウント
●エラーで困った回数、●操作方法不明等の質問回数、●使った「Goccoらくがキッズ(お絵描きアプリ)」の機能の数、●色の種類の数、●線の種類の数

 

<4>「Goccoらくがキッズ(お絵描きアプリ)」の作品 ★ICT表現力(ICT活用力と創造力の重なっている部分)

「Goccoらくがキッズ」で描かれた作品を下記ルーブリックで評価

要素

レベル1(低い):1点

レベル2(普通):2点

レベル3(高い):3点

点数

表現

ランダムな殴り書きで、構造もバラバラでバランスがおかしい。

何を表しているのか伝わり、いくつかのパーツが書かれている。

全体の輪郭が明確に書かれていて、パーツの関係性や配置もはっきりしている

 

技巧

線や色に工夫がなく、美的な感覚が見られない。

線や形をしっかり描こうとしていて、一定の効果が生まれている。

線の太さに変化をつけたり、色や形のバランスがとれている。

 

調査

色数が1色で、線も1種類、形も単純なものしかなく、単調。

複数の色を使い、点、線、円などが織り込まれており、作品が滑らかである。

表現を工夫していて、色や形に幅広い表現を使っている。

 

合計点数(9点満点)

 

 


評価実験計画【2】 
カリキュラムの過程における園児の変化


 

日々のカリキュラム実施後に日誌を記述してもらい、各回における変化を質的に分析する。

<日誌の狙い>
●変化の原因を探るべく記録を残す
●カリキュラム体験での園児の変化に対する先生の気付きを可視化し、次回の指導へ活用してもらう

※先生自身が目標を意識して指導してくださることが何よりも効果を生み出すと考えているため

 

以上

 


【検証報告】についてはコチラを御確認ください。

http://kdkits.jp/news/20150610/450

 

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